市販薬には、第一医薬品と第二医薬品などの種類があります。なぜこうした分類がされて市販薬として販売されているのかと言いますと、それは副作用のリスク別に違いがあるからであります。第一医薬品と第二医薬品の他にも第三医薬品もあります。もっとも、副作用のリスクが高いのは、第一医薬品であります。これを販売できるのは薬剤師のみとされています。
それ以外の人は販売する事は法律上認められていません。また、販売されて間もないスイッチOTC医薬品もこちらに含まれます。スイッチOTC薬というのは、元々処方箋が必要だった薬を市販薬として使用できるものとした医薬品のことであります。第二医薬品は、二番目に副作用のリスクが高い医薬品であります。こちらは、薬剤師のみが販売するといった制限はなく、登録販売者でも販売することができるようになっています。
それは、副作用のリスクがそこまで高いものではないことから、登録販売者でも販売しても構わないとされています。そして第三医薬品は、もっとも副作用のリスクがない医薬品となっています。つまり、一番安全性が高いのがこの第三医薬品となります。